注文住宅の費用と節約方法について
注文住宅の費用
建物本体の工事費が注文住宅を建設する総費用の約70%。そこへガスや水道、電気、電話線などの引き込み工事費用、エアコンや照明器具の取付などの付帯工事が大体15%前後。さらに登記費用や建築確認申請の手数料、住宅ローンの手続きにかかる費用、引越費用や火災保険料などの諸費用が15%ほどかかるというのが大まかな費用です。
節約方法
親御さんに資金援助してもらう方法
親御さんに援助してもらうことで、住宅ローンで借入をする金額が少なくて済みます。返済期間も短くなることから、住宅ローンの利息として支払う金額が節約できるのです。通常であれば1年間に110万円を超える金額の贈与を受けると贈与税がかかりますが、平成33年12月31日までの時限立法で、平成32年4月1日以降は段階的に非課税枠が縮小される予定なので、それを待つのも手でしょう。
夫婦それぞれで住宅ローンを利用する
共働きの場合には、旦那さんだけでなく夫婦両方が住宅ローンを利用することも可能です。通称ペアローンと呼ばれていて、個々の借用額を減らし、かつ総額的な意味では借用額が増えるので、節約になります。また、住宅借入金特別控除も、夫婦それぞれで利用できるためです。住宅借入金特別控除は、住宅ローンの借入金残高の1パーセントが税額控除になる制度で、これにより所得税がゼロになる人もいるくらいです。ですが、返済が困難になってしまいますので、後々に専業主婦になる予定の場合にはおすすめできません。
シンプルな形の建物なら費用が安く済む
注文住宅を建てようとしている人の中には凝ったデザインにしたいと思っている人も多いでしょう。予算に余裕があれば、デザイン性を重視したオリジナリティー溢れる住宅にしたいものです。ですが、住宅の建設費用は、建物の形が複雑になればなるほど高額です。凹凸が多く外周壁が長ければ、それだけ工事の内容も手間と時間がかかり費用も膨らみます。逆に外周壁が短く、シンプルな形の建物であれば、費用を抑えることが可能です。